プログラミングを学びたいと思い、プログラミングスクールに関する情報を収集したものの数が多すぎるため、何を基準に選べばよいのかがよく分からない。
高額な受講料を払うことを考えるとプログラミングスクール選びで失敗したくない。
プログラミング需要の高まりによって、かつては数えるほどしか存在しなかったプログラミングスクールですが、現在では全国各地、そしてオンラインスクールまで登場しています。
数が多すぎるが故に、どこのプログラミングスクールを選べばよいのか混乱してしまう人が後を絶ちません・・。
その結果、求めるサービスを提供するプログラミングスクールと巡り合うことが出来ず、後悔やプログラミング自体をやめてしまう人も多いです。
そこで、本記事では、プログラミングスクールを選ぶ時に失敗しないためのコツについてご紹介していきます。
お伝えする内容はちょっとしたことなのですが、知っているかいないかで大きな違いとなります。
プログラミングスクールを選ぶ判断基準としてご活用ください。
Contents
プログラミングスクールの選び方で失敗しないために知っておきたい2つの知識

プログラミングスクールを選びで失敗しないために知っておいてほしい知識として、
- 金額だけでサービスの善し悪しを判断しない方が良い
- 無料体験は必ずうけるべき
の2つが挙げられます。
これを知っているだけでも、プログラミングスクールの選ぶ見方がかなり変わってくるほど大事な視点となります。
金額だけでサービスの善し悪しを判断しない方が良い
プログラミングスクールの一般的な相場は20~30万円ほどとなっています。
10万円台だと「質の悪いサービスになるのではないか」、逆に50万円なら「これだけ高額ならばプログラミングは間違いなくみにつくはずだ」と思いがちです。
食べ物など形のある商品であれば、材料にお金をかけてこだわった等、金額イコール質の高い商品である可能性は高いです。
しかし、プログラミングを教えるという形のないサービスを提供する性質上、金額イコール質の高いサービスとはなり得ません。
教えるという点で同じである家庭教師(CM放映でもおなじみのト〇イさん)で勉強を教えてもらう場合を思い浮かべてください。
同じ月謝を払っていたとしても講師AさんとBさんとで、教え方の上手さが歴然であり、どちらに教えてもらうかで良い成績をとれるかどうかの直接的な要因となるってことありますよね。
その結果、スター講師とそうでない講師が生まれるのです。
上記のように教えるという形のないサービスは人に依存する性質を持っているため、金額イコール質の高いサービスでないことは理解しておいた方が良いです。
無料体験は必ずうけるべき
貴重なお金と時間を投資することになるので、無料体験でスクールの実態を事前に少しでも知っておくことはホントに重要なポイントです。
プログラミングスクールが行っている無料体験は必ず受けましょう。
決して無料の裏に危ないことが潜んでいるとかではないのでご安心ください。
無料体験なんてお金がかかることをスクール側がわざわざ行うのは
- 受講者が期待するサービスとのミスマッチを防ぐ
- 一度試してもらえばサービスの良さを理解してもらえると考えている
の2つの思惑(理由)が存在するからです。
期待するサービスとのミスマッチを防ぐ
スクール側としては、多くのお客さんに受講してほしいと願っています。
しかし、授業を受ける前にサービス品質を知らずに、スクール側が提供できるサービス以上のものをお客さんが期待してしまうと、それが不満足要因となってしまい、悪評が広まってしまいます。
悪評は伝播しやすいので、多くの人に知れわたるというネガティブ要素への対策が無料体験なのです。
一度試してもらえばサービスの良さを理解してもらえると考えている
さらに、先ほどの発展形として、スクール側は一度試してもらえば受講してもらえると想定するほどにサービス品質の高さに自信を持っていることに他なりません。
大金を払って授業を受講した後に自分が思っていたのと違う!と感じても、お金が戻ってくることはありませんし、このような気持ちを抱いてしまうと、プログラミングの勉強そのものが楽しくなくなってしまいます。
そんな事態に陥らないためにも、無料体験は必ず受けるようにしましょう。
裏を返すと、無料体験を実施していないプログラミングスクールはライバル会社よりもサービス品質に自信を持っていない表れと言えます。
プログラミングスクールの選び方のコツは5つ

失敗しないために必要な知識を抑えたら、本題であるプログラミングスクールの選び方のコツを抑えていきましょう。
具体的には、
- 受講終了後に求めるもの
- 受講形態
- 大手プログラミングスクールであるかどうか
- 講師のプログラミングスキル
- 最終課題で成果物の提出義務があるか
の6つとなります。
受講終了後に求めるもの
プログラミングスクール受講狩終了後に
- 就職・転職したい
- フリーランスになりたい
のどちらかにあてはまる場合は注意が必要です。
なぜなら、上記を支援するサービス対応に関してプログラミングスクールによって、
- 就職・転職への支援が得意
- フリーランスへの支援が得意
- どちらも得意でない(支援していない)
の3パターンに分かれるからです。
これを判断するための見分け方は、
- ホームページのトップページに誰が見ても分かるような訴え方をしているか
- 得意な支援を前提としたプログラミングコースの設定がされているか
の2つです。分かりづらいと思いますので、具体例を挙げます。
ホームページのトップページに誰が見ても分かるような訴え方をしているか
ホームページのトップページに誰が見ても分かるような訴え方をしているかについては、オンラインスクールであるTechAcademy [テックアカデミー]を例に説明します。

トップページの最上部になりますが、左から4番目に転職サポートが表示されています。
訪れた多くの人が目にするであろう最上部に設置していることから、就職・転職サポートがテックアカデミーは得意であると分かります。
このように、誰が見ても推していると分かる訴え方をしているかどうかで得意かどうかで判断しましょう。
得意な支援を前提としたプログラミングコースの設定がされているか
もう一つの見分け方の得意な支援を前提としたプログラミングコースの設定がされているかについては、こちらもオンラインスクールである侍エンジニア塾を例に説明します。

この場合はとても分かりやすいですね。プログラミングスクールのコースにフリーランスとして活躍することを前提にしたカリキュラム設定となっています。
言わずもがな、侍エンジニア塾はフリーランス支援が得意なのだと理解できます。
プログラミングコースが支援サービスを前提にしているものがあるかどうかで、得意不得意を判断しましょう。
プログラミングを習う理由が趣味や副業であれば、この項目をプログラミングスクールの選択基準にあげる必要はありません。
受講形態
受講形態もプログラミングスクールの選ぶ際には重要です。
受講形態とは、
- 通学
- オンライン
の2つを指します。
それぞれにメリットとデメリットが存在しますので、あなたのライフスタイルや性格に適した受講形態を選択しましょう。
通学
通学はプログラミングの勉強をするのにモチベーションが維持できないと不安な方に適しています。
強制力が働きやすいので、プログラミングスクールが提示したスケジュールによる勉強ペースが保ちやすいです。
一方で画一的な授業となるため、一度ついていけなくなるとそのまま躓いて解決できずにプログラミングを挫折してしまう可能性がオンラインよりも高い点です。
メリット
- モチベーションが維持しやすい
- 強制力が働きやすいので、スケジュール通りの勉強のペースを保ちやすい
デメリット
- あなたの好きな時間に受講できない
- 集団授業なのであなたの進捗状況や理解レベルに応じた勉強は不可能
- オンラインよりも受講料が安い傾向にある
オンライン
オンラインは忙しいサラリーマン(社会人)に特に向いている受講形態です。
あなたのペースに合わせた勉強ができるのがその主な理由です。
しかし、あなたのペースで進んでいくがゆえにモチベーションの管理が難しい面も存在します。
メリット
- あなたの好きな時間に受講可能
- マンツーマンレッスンなのであなたの進捗状況や理解レベルに応じた勉強が可能
- オンライン簡潔なため受講料は通学型よりも安い傾向にある
デメリット
- モチベーションの維持が人によっては難しい
- 強制力はないのであなたの勉強ペースが進捗状況に直結する
あなたのライフスタイルにあわせてオンラインと通学どちらがよいのか決定しましょう。
講師のプログラミングスキル
講師のプログラミングスキルは重要なポイントです。それは、ITは技術革新のサイクルが非常に速いため、現役のエンジニアでないと使えない技術を教えられてしまう可能性だからです。
ただし、見極め方は簡単で現役のエンジニアが講師となっているどうかです。
最重要なポイントとなるので、現役エンジニアを使っていないプログラミングスクールは選択肢から外すための基準として活用してください。
最終課題に成果物の提出義務があるか
最終課題に成果物を求めるプログラミングスクールを選択しましょう。
いくらプログラミングスクールで現役のエンジニアから学ぶといえども、課題がない授業だと最終ゴールがないため、抽象的な教え方しかできません。
それは、成果物という最終課題の制作を通じて、不明な部分等を講師に聞いて手を動かしながらプログラミングすることでしかスキルはみにつかないからです。
一見、面倒くさそうに見えがちですが、本当にプログラミングスキルをみにつけたいなら避けて通るのはやめましょう。
選び方としては先ほどの講師のプログラミングスキルと同様で、最終課題に成果物の提出がないプログラミングスクールは選択肢から外すべきです。
大手プログラミングスクールであるかどうか
授業以外の質問・疑問等のアフターサービスもプログラミングスキルを効率的にみにつけるために必要な要素です。
大手プログラミングスクールは一定レベルのアフターサービスの品質が維持されています。
それは、システム構築や営業体制など授業以外の部分にも多額な費用をかけられるだけの資金力を持っていることに他なりません。
授業以外のアフターサービスはあなたのプログラミング理解度をより深くできるかどうかにも直結する問題となるので、注意しましょう。
大手プログラミングスクールとは、受講生・卒業生が多数存在します。
そのため、受講生や卒業生のインタビューが豊富に掲載されているプログラミングスクールは大手であると考えて問題ありません。
プログラミングスクールで学ぶ以外にも独学の選択があることも知っておくべき

プログラミングスクールの失敗しない選び方の内容とは真逆になってしまうのですが、スクールだけが全てではなく、本や無料学習サイトを使いながら、独学で勉強する方法も存在します。
なぜこのようなことをお伝えするかと言うと、目的はプログラミングスキルをみにつけることであり、そこにたどり着くためのルートは別に何でも良いからです。
重要なのは、あなたのライフスタイルや性格にあった方法を取り入れることがプログラミングを勉強を継続することにつきます。
- 理解力が高い
- ネット検索(自分の答えに行きつくための情報収集)力が高い
- 鉄の意志を持っている
- 一人で物事を解決できる
上記にあてはまる人は、独学で勉強したほうが効率よくプログラミングスキルをみにつけられる可能性が高いです。
独学(WEB制作)での勉強に興味がある場合は下記をご覧ください。

独学に向くタイプにはあてはまらないと感じた場合は、独学で勉強しても挫折することが目に見えているので、プログラミングスクールでの勉強に専念しましょう。
まとめ
プログラミングスクールの選び方のポイントとしてお伝えした
- 金額だけでサービスの善し悪しを判断しない方が良い
- 無料体験は必ずうけるべき
プログラミングスクールの選び方で失敗しないために知っておきたい2つの知識と
- 受講終了後に求めるもの
- 受講形態
- 大手プログラミングスクールであるかどうか
- 講師のプログラミングスキル
- 最終課題で成果物の提出義務があるか
プログラミングスクールの選び方のコツは5つの合計7項目を抑えることで、あなたのライフスタイルや性格にあったスクールを選択しましょう。
受講形態がオンラインで、なおかつ上記の項目をクリアしているプログラミングスクールを厳選して3社まとめています。
3分程度で読み切れる分量になっています。
プログラミングスクールの選び方に関して実例を交えて説明していますので、あわせてお読みいただくと効果絶大です。
