プログラミングを学びたいけど、プログラミングスクールと独学って結局どっちを選択すべきなのか。
スクールと独学のメリットとデメリットを理解したうえで、どちらが自分に合っているのか考えたい。
プログラミングの知識をみにつけたいと思うものの、プログラミングスクールで学ぶべきか独学で勉強すべかは、あなたの性格や目的によって異なります。
結論を先にお伝えしておくと、
- プログラミングスクールが向いているタイプ
- プログラミング初心者を超えるまでの時間を短縮したい人
- 問題解決ノウハウを現役エンジニアから学ぶことで、プログラミング学習での挫折を防ぎたい人
- 独学に向いているタイプ
- プログラミングを学ぶのに全くお金をかけられない人
- 理解力が高く、自分一人で物事を進められる人
となります。
なぜ、そう言えるのかについてご説明していきます。
プログラミングスクールと独学(Web制作)を選ぶ前に知っておくべきこと
プログラミングスクールと独学で悩むよりも前に前提として知っておくべきことがあります。
それは、どちらで勉強したとしても、
「簡単に」「すぐに」なんて身に着けられるものではない事実
です。
プログラミング上達に最終的に必要になるのは、
自分が分からない問題をググったりしながら、自分で解決できる力
につきます。
これを養うために、
- 最初は手取り足取り、プログラミングスクールで教えてもらうのか
- 試行錯誤しながら自分でみにつけるのか
であることを理解したうえで、あなた自身がどちらを選択すべきなのかを考えましょう。
プログラミングスクールの特徴
プログラミングスクールのメリット
プログラミングスクールで学ぶメリットは、
- 分からない部分の解決ノウハウを学べる
- プロのエンジニアから直接教えてもらえる
- 制作過程を一通り体験できる
の3つです。
なかでも、自分が分からない部分をどのように解決していけばよいのかノウハウを学べる点がプログラミングスクールを利用する最大のメリットです。
分からない部分の解決ノウハウを学べる
プログラミング初心者の時に必ずあたる壁なのですが、何が分からないなのかが分からないため、単にコードをただ写し書きするだけとなってしまい、何の実力も尽きません。
ただし、手は動かしていることから自分は何となくプログラミングスキルがついている感を得られてしまいます。
この状況から脱却し、何が問題なのかを自分で理解し、その解決策を導けるようになると、プログラミング初心者から卒業できたと言えます。
プログラミングスクールを利用すれば、上記のノウハウを教えてもらえるため、プログラミング初心者からの卒業までの時間をショートカットできます。
プロのエンジニアから直接教えてもらえる
先ほどのメリットにもつながりますが、プロのエンジニアから直接教えてもらえるのは、非常に大きいです。
それは、分からない部分の解決ノウハウを学べること以外に、
- つまずきポイントを理解しており、先回りして丁寧に教えてくれる
- 進捗管理ツール
として利用できます。
言ってみれば、ライザップさんや家庭教師のようなマンツーマンでの指導と一緒です。
そのため、自分がプログラミングスキルを徐々にみつけている感覚を得ながら進めることができるので、モチベーションを保ったまま勉強を継続できます。
制作過程を一通り体験できる
プログラミングスクールのカリキュラムはHPやショッピングサイトなど、プログラミング初心者を卒業できる程度の最終ゴールの目標が与えられます。
そのため、Web制作における過程を一通り体験できるようになります。
もちろん、独学でも本の手順にそっていけば制作過程は体験できます。
しかし、なぜこのタイミングでこのコードを先に作ってしまうのかといった現役エンジニアだからこそ教えられるリアルな現場サイドの基本ルールや細かいニュアンスだけど知っておくべきことなどを理解できるのは、プログラミングスクールを利用するからこそです。
プログラミングスクールのデメリット
プログラミングスクールのデメリットは、
- プログラミングスクールを卒業すれば、プログラミングスキルが身についているものではない
- 受講料金が高い
の2つです。
それぞれご説明していきます。
プログラミングスクールを卒業すれば、プログラミングスキルが身についているものではない
冒頭でもお伝えしましたが、プログラミングスクールを受けたからと言って、バリバリにプログラミングができるようになることはありえないことはハッキリと断言しておきます。
誰にも質問などをせずとも、一人で制作できる基礎力を身に着けるためだと位置づけておかないと、期待したものとは違った感じてしまうはずです。
自走する力を身に着ける時間を短縮することをプログラミングスクールの利用目的でないのであれば、時間はかかりますが独学を選択した方が無難です。
受講料金が高い
プログラミングスクールの受講料金の相場は15~30万ほどです。
これを高いと思うか低いと思うかは、人それぞれですが、ポンっと簡単に出せるような金額ではありませんよね。
独学であれば、市販されている本のみですので、学ぶための金額だけでとらえると、一目瞭然です。
お金をあまりかけることができない場合は、プログラミングスクールの利用はすっぱりとあきらめて、独学での勉強を行いましょう。
独学の特徴
Web制作を独学するメリット
WEB制作を独学するメリットは、
- お金があまりかからない
- 自己解決能力が高くなる傾向にある
の2つです。
なかでも、自己解決能力が高くなる傾向にある点は独学でプログラミングを勉強する最大の特徴です。
お金があまりかからない
独学の最大のメリットは、お金があまりかからない点です。
これ以上でも、これ以下でもありません。
詳細はあまり語らなくても問題ないと思いますので、割愛します。
自己解決能力が高くなる傾向にある
お金があまりかからないのと同じくらい大きなメリットとして、自己解決能力が高くなる傾向にあることです。
人に教わりながら、解決ノウハウを身に着けるよりも、自分でその力を身に着けられる方が、プログラミングスキルは確実に高まります。
ただし、それ相応の時間がかかることの覚悟は必要ですし、独学で全員が身に着けられるものでもないことにご注意ください。
Web制作を独学するデメリット
Web制作を独学するデメリットは、
- 学ぶ人の資質に大きく左右される
- モチベーションが保ちにくい
の2つです。
学ぶ人の資質に大きく左右される
先ほど、自己解決能力が高くなる傾向にあるとお伝えしました。
一人で考え、一人で解決する力は、簡単なようでとても難しいことです。
インターネットの世界では、検索能力(情報収集)が物を言います。
どんなにプログラミングスキルのあるエンジニアであっても、技術の廃り流行が早いIT業界において、全てを理解していることは困難です。
そのため、自分で必要な情報を収集し、さらに内容を理解して使いこなすことが求められます。
これは、IT(Web)業界に身を置く以上、宿命となります。
しかし、プログラミング初心者が独学で上記を行うことは非常に高難易度です。
そのため、理解力が高い人でないとプログラミングの入り口でつまずき、挫折してしまう可能性が高いと言えます。
モチベーションが保ちにくい
もう一つのデメリットとして、モチベーションが保ちにくい点が挙げられます。
独学だと何度もお伝えしている通り、自分で一つ一つ分からない部分の問題を解決していかなければなりません。
毎回、すぐに問題が解決できれば良いですが、現実はそう上手くいきません。
調べても分からず、前に進めないと、やる気をなくしてしまい、途中で挫折する方が後を絶ちません。
これが独学の最大のデメリットです。
プログラミングスクールと独学(Web制作)はどっちがいいのか
プログラミングスクールと独学の特徴をご説明してきましたが、結論としては、あなたの性格やタイプによります。
具体的には、
- プログラミングスクールが向いているタイプ
- プログラミング初心者を超えるまでの時間を短縮したい人
- 問題解決ノウハウを現役エンジニアから学ぶことで、プログラミング学習での挫折を防ぎたい人
- 独学に向いているタイプ
- プログラミングを学ぶのに全くお金をかけられない人
- 理解力が高く、自分一人で物事を進められる人
となります。
あなたに適した方を選択してもらうことが、プログラミングスキルを身に着けるためのとても重要な第一歩となりますので、ご参考にしてください。
プログラミングスクールで勉強すべきタイプ
Web制作においても、フロントエンド系やアプリ系など、学校ごとで得意なコースが存在します。
なかでも人気である
- ホームページを作ってみたい
- 携帯アプリサービスを作ってみたい
- 業務効率化等のデスクトップアプリサービスを作ってみたい
の3つのニーズに得意なプログラミングスクールについてご紹介しています。

独学(Web制作)で勉強すべきタイプ
独学で重要なことは、なんと言っても勉強時に購入する本です。
WEB制作のプログラミングスキルをみにつけようとして最初は本で学んだ独学経験から、初心者がWEB制作のプログラミングスキルを学ぶための第一歩として、おすすめの本をご紹介しています。
